通販番組エトセトラ① 適正価格!?

通販番組エトセトラ① 適正価格!?

老後の資金2000万円問題などなど、お金にまつわる諸問題に関心の高い方も多いとは思いますが、今回は通販番組内で扱う商品の適正価格について、簡単なエピソードを。

美容系テレビ通販に関わって●十年のコンサル/プロデューサーです。普段テレビでは言えないテレビ通販の裏側や商品のホンネレビューを、テレビのプロらしく「難しい解説」ではなく「より楽しく」「よりシンプル」にぶっちゃけトークでお伝えしています。

普段、どんなことをしているのか興味がある方は是非こちらもご覧ください。

美容系TV通販コンサルのぶっちゃけトーク

美容や健康に関わる様々な商品(化粧品やサプリメントなど)を紹介する番組を作ってきましたが、

さて、

番組を作る上で欠かせない要素は何だと思いますか?

まずは、商品力!

シワやクスミ、ハリや潤いなど、女性の美容の悩みはつきません。

自分の望んだ効果が期待できる成分が配合されているのか?

また、それらの成分がどのような環境で製造されているのか?

化粧品でも、サプリメントでも、日常的に使用するものなので、商品名やパッケージデザインなども手元に置く上では気になる要素だと思います。

これらは商品自体のキャラクターを決定する要素、いわゆる商品力と言うやつですね。

これがただ単に流行に乗ったモノや、見掛け倒し程度に成分を配合させたモノでは販売当初は、物珍しさやブームに乗って販売個数を重ねることも可能だとは思いますが、事業継続にもっとも必要なリピーターを創出するのはなかなかに難しい。商品力はお客様の満足度に直結したもっとも大切な要素だと思います。

また、価格設定も商品力に関わる大きな要素です。

「ローマは1日にしてならず」。化粧品にしても健康食品にしても、やはり継続的に使用する事で、その効果をより顕著に実感できると思います。そこで気になるのが価格の手頃さ

いくら効果のある商品でも月に数万円もするモノでは、長く愛用するのは困難ですよね。奮発して高い美容液を買ったのはいいけれど、勿体無くて、米粒ほどの量をちびちび使っている方も多いんじゃ無いでしょうか?

気兼ねなく、毎日愛用できる価格である事はとても大切な事です。

ある美容器具を通販番組で紹介した際の事です。

番組内では、簡単にシェイプアップ効果が得られる運動器具を一般被験者に実際に使用して頂き、実証するといった内容で、番組の構成ならびに収録も順調に進み、オフライン編集(完成前の映像素材)を経て、いよいよ完成間近!となりましたが、肝心の価格がまだ決定してません。(そんな事あるの?と思われるかもしれませんが、既に市場で販売されている商品ではなく、その際は新規で通販番組用に企画された商品であった事に起因)。

原価や競合他社製品との兼ね合いで、おおよその販売価格は見えているものの、

あえて高く設定?いやいや、ここは低価格に抑えて、、、

そうこうするうちに、思い切った価格設定で販売する事となりました。

それは、制作する我々も驚く程の低価格だったのです。

結果は!?

安ければ安い程売れると思われますか?

全く売れずに惨敗。

価格には、単純な記号としての役割以上に、「この値段なら損はしないかも」とか「この値段なら、この程度の効果を期待できる」など、商品イメージを補足、もしくは膨らます情緒的な作用があります。

例えば、ルイヴィトンのバッグが千円で売られていたらどうでしょう?

偽物?何か裏がある!など、邪推が邪推を呼び、きっと購入を控えてしまうんじゃないでしょうか?

はたまた一千万だったら?確かに今後値上がりするほどのプレミアムな商品かもしれません。しかし、よっぽどのコレクターでない限り一般人に縁のない商品になってしまいます。

その商品が嗜好品であっても、日常品であっても、その価格プラスアルファーの効果や満足度の振り幅が適正なモノこそが、愛される商品なのかもしれません。

後日談ですが、思い切った低価格で販売したある美容器具商品。

番組の内容は一切変えず、値段を当初予定していた価格(初期設定価格の??倍)で再度チャレンジしたところ、、、

売れました。びっくりするほど売れまくりました。

商品に見合った価格設定の重要性を改めて実感した次第です。

現在は、無料を謳ったサービスや商品が世にはびこっていますが、モノの価値についてもう一度見直すのも、いいかもしれませんね。